[FramePack] 入門講座 #02：FramePackのインストール手順と初期設定

FramePackを使うための準備

FramePackはPythonベースで動作する動画生成ツールです。Windows・Linuxに対応しており、VRAM 6〜8GBでも利用可能なのが魅力です。

本記事では、次の2つの方法を紹介します：

  • 🔹 ローカルPC（Windows）にインストール
  • 🔹 Google Colabで試す簡易実行

方法1：ローカル（Windows）でのインストール手順

1. PythonとGitをインストール

2. 仮想環境の作成（推奨：venv）

python -m venv framepack-env
framepack-env\Scripts\activate  # or source ./framepack-env/bin/activate

3. FramePackのクローン

git clone https://github.com/Kahsolt/FramePack.git
cd FramePack

4. 依存ライブラリのインストール

pip install -r requirements.txt

5. 実行確認（ベースプロンプトでテスト）

python scripts/infer.py --config configs/sample.yaml

⚠ 初回はモデルの自動ダウンロードが走るので数分待ちます。

方法2：Google Colabで試す

以下のColabノートブックを使用することで、インストールなしに動作確認が可能です：

🔗 FramePack Colabテンプレート（非公式）

利点：ローカルに負荷をかけずに試せる（VRAM≧12GB推奨）

初期設定でつまずきやすいポイント

問題 解決策
torch 関連のバージョン不整合 pip install torch==1.13.1+cu117 など指定して入れる
モデルのDL失敗 configのmodel_pathを確認、再DL試行
xformers 関連エラー pip install xformers を明示的に追加

おすすめ初期構成

FramePack/
├── configs/
│   └── sample.yaml
├── scripts/
│   └── infer.py
├── frames/
│   └── 出力フレーム画像がここに生成される

次回予告

👉 [FramePack入門講座 #03：FramePack-eichiの導入と違い]

次回は、より高度なキャラ演出を可能にするFramePack-eichiの導入と、その違いについて解説します。