[DIY] Logicool G304 ホイール逆走の「完全」修理ログ:物理清掃と接点復活剤の合わせ技

はじめに

2026年 1月に「直った」と報告したはずの Logicool G304 ですが、数週間前からまたホイールの逆走が始まりました。

前回の「エアダスターで吹くだけ」では、内部にこびりついた汚れまでは落としきれなかったようです。

今回は「ダメもと」の精神で、より踏み込んだ洗浄作業を行いました。

前回の記事:

Youtube動画:

1. 再発の原因と今回の作戦

前回の修理では、表面的な埃を飛ばすだけで済ませていました。しかし、ネットの修理動画やユーザーの声を調べると、「アルコール(または接点復活剤)による接点の直接洗浄」が効果的であるという情報にたどり着きました。

接点そのものが酸化していたり、目に見えない油汚れが付着している場合、物理的な埃除去だけでは不十分なようです。

2. 今回投入する「最終兵器」

今回、清掃の要として選んだのは、ハードオフで以前購入しておいた楽器用の接点復活剤です。

  • CUSTOM TRY CPC-80(接点復活洗浄剤)

本来はギターのボリュームポッドなどのガリ取りに使うものですが、金属接点の洗浄と保護には非常に適しています。

3. 分解作業(2回目なのでスムーズ)

以前一度分解しているため、手順は完全に把握しています。

  1. 電池蓋を外し、エネループを抜く。
  2. 底面のソールをピンセットで剥がし、隠れている4本のネジを外す。
  3. シェルを繋ぐ繊細な配線コネクタを慎重に抜く。

4. 衝撃の事実:エンコーダー内部の「ゴミ」

基板を取り出してエンコーダー(ホイール軸の受け部品)を詳しく確認したところ、前回のエアダスターでは取りきれなかった綿埃や髪の毛のようなゴミがガッツリ絡みついていました。

まずはこれをピンセットで丁寧に取り除きます。

5. 接点復活剤による「化学洗浄」

物理的なゴミを除去したら、いよいよ CPC-80 の出番です。

  • エンコーダーの銀色のパーツの隙間を狙って、ノズルから一滴だけ塗布します。
  • 塗布後すぐに、ホイール(または軸)を上下に数十回ガシガシと高速回転させます。
  • この回転による摩擦で、接点にこびりついた酸化被膜を液剤が浮かせて落としてくれます。
  • 基板に飛び散った余分な液は、ティッシュや綿棒で丁寧に拭き取っておきます。

6. 動作確認とまとめ

仮組みの状態でPCに接続し、Unityのエディタや長いWebページでテストを行いました。結果、逆走は完全に解消されました。


まとめ:逆走を確実に直すために

  • 物理清掃: 埃や髪の毛はエアダスターだけでなく、ピンセットで直接取り除く必要がある。
  • 化学洗浄: 接点の酸化膜を落とすには、接点復活剤(または純度の高いアルコール)での洗浄が決定打になる。
  • 自己責任: 分解するとメーカー保証は消えますが、買い替え前に試す価値は十分にある。

これでようやく、ストレスのない開発環境が戻ってきました。もし同様の症状で悩んでいる方がいれば、「掃除したのに直らない」と諦める前に接点復活剤を試してみてください。