[Claude Code] 入門講座 #01:Claudeと一緒にコードを書く体験とは?

Claudeとは?

Claude(クロード) は、OpenAIの元メンバーが設立したAnthropic社が開発した大規模言語モデル(LLM)です。

Claude 4シリーズの中でも、Claude 4 Opusは最上位の高性能モデルで、次のような特長があります。

  • 🧮 高度な推論能力:複雑な条件処理、論理的な説明が得意

  • 📚 長い文脈の保持:最大200,000トークンの入力にも対応

  • 💬 丁寧で思慮深い対話:自然な言葉で返してくれる

  • 📝 文章やコードの説明が丁寧:特に初心者に優しい出力

ChatGPTとの違いは?

項目 ChatGPT(GPT-4o) Claude 4 Opus
文体 ややフラット・効率重視 丁寧で慎重、共感的
コーディング 実行環境あり(Cursorなど) 説明が得意、実行は不可
文脈保持 約128kトークン 最大200kトークン
日本語対応 非常に自然 非常に自然(柔らかめ)
UI ChatGPT / Cursor / API Anthropic / Poe / API

Claudeは、あたかも優しい先輩エンジニアが横に座って一緒に考えてくれるような感覚でコーディングをサポートしてくれます。

Claudeを使うための環境構築

方法1:Poeで使う(日本からも簡単)

  1. Poe.com にアクセス
  2. アカウントを作成(Googleまたはメール)
  3. Claude 3 Opusを選択(有料プランで利用可能)

🔒 現在、OpusはPoeの**Poe Premium(月額約20ドル)**に加入することで利用可能です。

方法2:Anthropic公式(米国限定)

Claude.ai ではAnthropic社が直接Claudeを提供していますが、日本からの利用は制限ありです。 (VPNやUSクレカが必要)

質問:「無料版」と「Poe.com」

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ありがとうございます。
Poe.com をお勧めされた理由はなんでしょうか?
お試しで無料で利用する事は可能でしょうか?

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とても良い質問です!
以下に、Poe.com をおすすめした理由と、無料利用の可否について丁寧にご説明します。

Poe.comをおすすめした理由

理由 詳細
1. 日本からアクセス可能 Anthropic公式(claude.ai)は日本からアクセス制限がありますが、Poe.comは制限がありません。
2. インターフェースが簡単・使いやすい ChatGPTのような画面でClaudeと対話できます。ログも残るため、学習や振り返りに最適です。
3. Claude 3 Opusを選択できる Poeの有料プランに加入すれば、Claude Opusにもワンクリックでアクセス可能。
4. 他のモデル(GPT-4o、Geminiなど)も同時に試せる モデルの横断比較ができるため、ChatGPTとの使い分けにも便利です。

【無料利用は可能か?】

◯ 無料でもある程度は使えます!
Poe.comには無料プランがあります。

ただし、無料ではClaude Opusにはアクセスできません
(SonnetやHaikuという軽量モデルは利用可)。

無料プランの制限まとめ

モデル 無料プラン 有料(Poe Premium)
Claude 3 Opus ❌ 使用不可 ✅ 無制限(1日60回程度の制限あり)
Claude 3 Sonnet ✅ 使用可 ✅ 使用可
GPT-3.5 / GPT-4o ✅ 一部使用可 ✅ GPT-4oにフルアクセス
Gemini 1.5 / Mistral ✅ 使用可 ✅ より高速

おすすめの試し方(無料ユーザー向け)

  • https://poe.com/ にアクセス
  • 無料アカウントを作成(Googleログイン可)
  • Claude 3 Sonnetを選んで試す  (Opusには近い性能で、軽量なバイブコーディング体験が可能)

Claude Opusを試す価値はある?

✔ はい、特に以下の用途では圧倒的な強みがあります:

  • 長文の仕様書からコード生成(最大200,000トークン)
  • 日本語での丁寧な技術解説
  • 文体に「一貫性」「配慮」があるため、記事や教材作成に最適

補足:有料プランの価格(2025年6月時点)

プラン名 月額料金(USD) 内容
Poe Premium 約$20(約3,000円) Claude Opus、GPT-4oなどが使い放題(各60回/日程度)

まとめ

項目 おすすめ
無料でClaudeを試す PoeでClaude Sonnetを試す
本格的にClaude Opusを使いたい Poe Premium(課金) が一番簡単な方法
日本語+コード+記事+長文処理を同時に扱いたい Claude Opusは非常に相性が良いです

質問:「Perplexity」と「Poe」

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利用サービスについてなのですが、他の選択肢として、Perplexityをお勧めする情報もありますが、Poeとの比較しどちらがおすすめとかありますか?
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素晴らしい視点です。
「Poe vs Perplexity」は、現在のAI活用環境において非常に注目されているテーマの一つです。
以下に あなたの利用目的(Claude Code、技術学習・執筆) に沿って、明確に比較+おすすめ判断を整理します。

それぞれの正体を整理

サービス名 中身(利用しているモデル) 提供会社
Poe.com Claude Opus / GPT-4o / Gemini / Mistral(選択式) Quora
Perplexity.ai GPT-4 / Claude Opus / Mistral など(自動選択 or 指定可能) Perplexity AI社

どちらも複数のLLM(大規模言語モデル)を背後で使っていますが、提供方法や操作感に違いがあります。

Poe vs Perplexity 比較表

※2025/06時点でのPoe vs Perplexity 比較表

項目 🟦 Poe(Quora) 🟨 Perplexity
🌐 日本語対応 ◎ とても自然 ◎ 問題なし
🎯 Claude Opus利用 ✅ Poe Premiumで選択可能 ✅ Proユーザーなら指定可能
💻 UIの特徴 Chat形式に特化(ChatGPT風) 検索型+会話形式(Google+ChatGPTの中間)
🔍 検索情報との連携 ❌ 基本は非連携(モデル単体) リアルタイム検索+引用ソース付き
🧠 文脈理解 ◎ 会話ベースで強い ◯ 長文はやや弱い傾向あり(検索重視)
🔨 開発者向け対話(Claude Code) ◎ Claudeとの自然なコーディング体験 △ 検索ベース中心でやや会話が淡白
💬 過去の会話履歴 ✅ スレッド保存あり(ログ可) △ 一時保存のみ、継続対話には不向き
💸 無料プラン ◯ Claude Opus不可(Sonnetは可) ◯ Claude指定不可(自動選択)
💰 有料価格 $20/月(Poe Premium) $20/月(Perplexity Pro)

結論

結論:Claude Code/学習/記事制作なら「Poe」の方が向いている

あなたのニーズ Poeが向いている理由
Claude Code体験 Claude Opusを明示的に呼び出して、Chat型で対話できる
バイブコーディング的やり取り 長文でのやりとりやログ保存に優れている
技術記事やブログ執筆 Markdown構文・コード生成・文体整形がしやすい
ChatGPTとの比較や連携 GPT-4oとも並行利用できるUIで便利
安定した対話 Perplexityは検索ベースなので脱線しやすい傾向

Perplexityが向いている場面

用途 向いている理由
情報収集・ニュース調査 リアルタイム検索とソース提示が強力
複数モデルによる回答の比較 各モデルの出力を比較しやすい設計
要約・比較・リサーチ 複数ページから情報を集約してくれる
ブログ執筆前の資料集め 書く前の「インプット」に最適化されている

あなたのステージでの導入順

  1. まずはPoeの無料アカウントで Claude Sonnet を試す
  2. Claudeの文体・挙動・対話形式が気に入ったら → Poe Premium(Opus解禁)
  3. 書く内容に「最新情報・他サイト要約」が欲しいとき → Perplexityで補助的に検索

まとめ

シナリオ おすすめ
Claudeとバイブコーディング ✅ Poe(Claude Opus)
開発学習や執筆 ✅ PoeのチャットUIが快適
AI検索・まとめ読み ✅ Perplexity
どっちも使いたい ◎ 無料で両方試し、目的ごとに使い分け

質問:ClaudeはCLIベース?

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Claude Codeは、コマンドライン操作(CLI)がベースである事を聞いていたのですが、最近の物は違うのでしょうか?

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とても鋭いご指摘です。
実は「Claude CodeはCLIベースである」という話は、ある種の誤解または過去の開発スタイル/文脈に基づくものである可能性が高いです。
以下で詳しく解説します。

Claude CodeとCLIの関係

まず結論(事実と誤解の整理)

Claude Codeという公式なCLIツールやCLI前提の開発環境は存在しません。

ですが、「ClaudeをCLI支援として使う」スタイルや、Claudeを補助として使う「開発パイプラインに統合」する使い方は一部で行われているため、その印象が強くなっている可能性があります。

なぜ「CLIベース」と言われる?

背景・文脈 内容
① Open source tool連携 ClaudeをAPI経由でCLIツールに組み込む例(例:VSCode+CLI)
② DevOps寄りな活用層 Claudeを「コードレビューBot」「CIコメント生成」に使う場合、CLI操作との親和性が高い
③ GPT(OpenAI)との混同 GPTでCLIツールを作った人がClaudeに置き換えて同様のスタイルで使っている
④ Claude公式にCLIツールがないため自作される 例:curl + Claude APIでCLI化している人がGitHubに複数存在します

Claude Codeの“最近の”主流

現在のClaude Codeは、自然言語 × Web UI or IDE補助 が基本

  • Poe.comやClaude.aiなどのWebベースでの対話
  • Claude APIとVSCodeやNotion、Slack Botなどの連携
  • 文章生成・技術記事・コードレビュー用途の自然言語活用

CLIベースで使うなら(上級者)

たとえば、次のような使い方ができます:

curl https://api.anthropic.com/v1/messages \
  -H "x-api-key: $CLAUDE_API_KEY" \
  -H "anthropic-version: 2023-06-01" \
  -H "content-type: application/json" \
  -d '{
    "model": "claude-3-opus-20240229",
    "max_tokens": 1024,
    "messages": [{"role": "user", "content": "PythonでCSVを読み込んで集計するコードを書いてください"}]
  }'

→ 結果をターミナルで受け取って表示、ファイル出力、Git連携…なども可能。

このように、CLI操作とClaudeを連携することで、開発の一部を自動化・補助するという形は可能です。

まとめ

用途 Claudeの使い方
一般ユーザー/学習者 PoeやClaude.aiのWeb UIベース(GUI)
上級者・エンジニア Claude APIをCLIやスクリプトで操作(Git/GitHub連携も)
Claude Codeの実体 「Claudeを使ってコードを書く/直す/学ぶスタイル全般」を指す造語であり、CLI前提ではない

補足:lainさんの方向性に合うのは?
あなたが目指している:

  • バイブコーディング的体験
  • 技術ブログとの連動
  • コードの意味理解や記事への変換

これらはGUIベースのClaude(Poeなど)で十分可能ですし、CLI操作は今は不要です。
ただし、将来的に「CLIでClaude APIを呼び出して、ブログ記事の概要を自動取得・要約」なども可能です。

Claudeが向いている開発スタイル

  • 仕様書やアイデアを自然言語で伝えてコードを書いてもらう
  • ブログやドキュメントとセットで技術解説を生成
  • コードレビューや改善提案をしてもらう

次回は、実際にClaudeを使ってHTMLとCSSでシンプルなWebページを作ってみる体験に入ります。


次回予告

👉 [Claude Code入門講座 #02:ClaudeでHTML/CSSを書く - 静的ページ編]