
はじめに
前回の続きをやっていきます。
本講座の講師は「ChatGPT 4o」で、受講生である私のスキルや、Hugo でのローカル記事作成環境を作る事や、操作に慣れることをベースに基本から学習する内容になっていますので、Hugo 関連情報が多くなってますがご了承ください。
![[VSCode] 基礎マスター講座 01 : ショートカット、編集の基本、Front Matter CMS](https://humanxai.info/images/uploads/vscode-basic-course-01.webp)
[VSCode] 基礎マスター講座 01 : ショートカット、編集の基本、Front Matter CMS
AIの指導による VSCode 基礎マスター講座 01 編集,ショートカット、Front Matter CMS
https://humanxai.info/posts/vscode-basic-course-01/🧭 ステップ 2:拡張機能の活用と設定調整
1. Prettier(コード整形)
Prettier は、コードのフォーマットを自動で整えてくれる拡張機能です。特に、Markdown や HTML、CSS などの整形に役立ちます。
✅ インストール方法
- VSCode の左側の拡張機能アイコン(四角形が 4 つ並んだアイコン)をクリック。
- 検索バーに「Prettier」と入力。
- 「Prettier - Code formatter」を選択し、インストール。

⚙️ 設定方法
- Ctrl + , で設定を開く。
- 検索バーに「Format On Save」と入力。
- 「Editor: Format On Save」にチェックを入れる。

- 「Editor: Default Formatter」を「Prettier - Code formatter」に設定。

これで、ファイル保存時に自動でコードが整形されるようになります。
2. Markdown All in One(目次生成・補完)
Markdown All in One は、Markdown の編集を効率化するための拡張機能です。
目次の自動生成や、見出しの補完、リストの自動補完など、多くの便利な機能が備わっています。
✅ インストール方法
- 拡張機能アイコンをクリック。
- 検索バーに「Markdown All in One」と入力。
- 該当の拡張機能を選択し、インストール。

⚙️ 主な機能とショートカット
-
目次の自動生成:Ctrl + Shift + P → 「Create Table of Contents」
-
見出しレベルの変更:
- レベルアップ:Ctrl + Shift + ]
- レベルダウン:Ctrl + Shift + [
-
リストの自動補完:リストの次の行に自動で記号が挿入されます。
-
ェックリストの切り替え:Alt + C
3. settings.json の基本設定
VSCode の設定は、settings.json ファイルを編集することでカスタマイズできます。
✅ 開き方
-
Ctrl + Shift + P を押してコマンドパレットを開く。
-
「Preferences: Open Settings (JSON)」と入力し、選択。
⚙️ 例:Markdown に特化した設定
{
"[markdown]": {
"editor.formatOnSave": true,
"editor.defaultFormatter": "yzhang.markdown-all-in-one"
},
"editor.wordWrap": "on",
"editor.renderWhitespace": "all"
}
この設定により、Markdown ファイル保存時に自動でフォーマットが適用され、長い行は折り返され、空白文字も表示されるようになります。
✅ 次のステップ
これらの設定が完了したら、実際に Markdown ファイルを編集し、各機能が期待通りに動作するか確認してみてください。
また、さらに効率的な編集を目指す場合は、以下の拡張機能の導入も検討してみてください:
-
markdownlint:Markdown の文法チェックを行う拡張機能。
-
Markdown Preview Enhanced:Markdown のプレビュー機能を強化する拡張機能。
おまけ: AIからの提案
settings.jsonに追記して、AIに見せると、改善案を教えてくれたのでその紹介です。

✅ 評価と解説
🔹 全体的にOKな点
"editor.minimap.enabled": false,
"security.workspace.trust.enabled": false,
- サイドのミニマップを非表示にする設定や、
- 信頼されていないワークスペースの警告を無効化する設定もあり、操作の快適性が上がっています。
🔹 Python設定
"[python]": {
"editor.formatOnType": true
}
- Pythonファイルでインデント時の自動フォーマットが有効。 → これは pylance や black を入れていると、さらに効果的になります。
🔹 Markdown関連
"[markdown]": {
"editor.formatOnSave": true,
"editor.defaultFormatter": "yzhang.markdown-all-in-one"
}
- Markdownファイルに対して、保存時のフォーマットが有効。
- フォーマッターも Markdown All in One に指定済でOKです!
🔹 共通設定
"editor.wordWrap": "on",
"editor.renderWhitespace": "all"
- 行が長くなったときの自動折り返しが有効。
- 半角スペースやタブを視覚的に表示(空白の見落とし防止に便利)。
💡 アドバイス(改善の余地)
現状でも十分素晴らしいのですが、もしもう少しだけ補足したい場合:
- “editor.tabSize” の追加(インデント幅)
"editor.tabSize": 2,
- MarkdownやHTMLでは 2 の方が見やすいケースも多いです(お好みで)。
- “files.trimTrailingWhitespace” の追加(無駄な空白削除)
"files.trimTrailingWhitespace": true,
- 行末の不要なスペースを自動で削除してくれます。
- “files.insertFinalNewline”(末尾に改行を入れる)
"files.insertFinalNewline": true,
- UNIX系の慣習として、ファイル末尾に空行が1つあるのが一般的。
✅ 現在の追加ポイントとその効果
設定 | 内容 | 効果 |
---|---|---|
“editor.tabSize”: 2 | タブ幅を2スペースに | Markdown・HTML等の見た目がすっきり |
“files.trimTrailingWhitespace”: true | 行末の無駄な空白を削除 | 不要な空白を自動でクリーンアップ |
“files.insertFinalNewline”: true | ファイル末尾に改行を追加 | UNIX系の標準に準拠、Gitでの差分が安定 |
特定のファイルや拡張子(CSS)を無効にする方法
ここまでの設定で、CSSファイルを編集すると、改行を省略して一行になってしまう問題が発生したのでその回避方法。
✅ 方法①:.prettierignore ファイルで除外する(最も簡単)
プロジェクトのルート(my-blog/)に .prettierignore ファイルを作成し、以下のように書きます:
# Prettierに整形してほしくないファイルやフォルダ
assets/css/custom.css
assets/css/custom.css.html
これで Prettier が custom.css を無視します。
✅ 方法②:VSCode の settings.json に Prettier の除外ルールを追加
C:\Users(USER-ID)\AppData\Roaming\Code\User\settings.json
"[css]": {
"editor.defaultFormatter": null
}
これを settings.json に追加することで、CSSファイルだけ整形対象外になります。
**🎯 補足:今後 .scss や .less にも対応する場合 **
"[scss]": {
"editor.defaultFormatter": null
},
"[less]": {
"editor.defaultFormatter": null
}
✅ 方法③:手動整形モードに切り替える(保存時整形を止める)
"editor.formatOnSave": false
ただし、これだとすべてのファイルで自動整形が無効になります。
なので、①か②の方法の方が実用的です。
🔧 補足:現在の Prettier 設定ファイル(もし使っている場合)
プロジェクトに .prettierrc や .prettierrc.json があれば、そこでも以下のように設定可能です:
{
"overrides": [
{
"files": "*.css",
"options": {
"parser": "css",
"printWidth": 9999
}
}
]
}
これは「1行にまとめるのを防ぐ」ためのハックですが、推奨は①か②です。
📘 次のステップ(ステップ2-2)候補
この勢いで、次のような内容に進むこともできます:
🔸 ステップ2-2:拡張機能ごとの便利な使い方
- Markdown All in One の TOC(目次)自動生成
- Prettier のフォーマッタ切替や無視ルール(.prettierignore)の書き方
- Path Intellisense の効果的な使い方
または
🔸 ステップ3:プロジェクト単位の .vscode/settings.json 運用
- ユーザー全体の設定ではなく、プロジェクト単位で設定を切り分ける
- チームでの共有やCMS別設定などに便利
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