はじめに
最近、Youtubeで話題の、旅系Youtuberのスーツさんの暴走や、リハックの動画内容を踏まえて、色々思う事をAIと議論した内容を記事にまとめてみました。
【高橋弘樹vsスーツ】人生ってなんだろう?まったり雑談【ReHacQ生配信】
ひろゆき、成田悠輔、後藤達也…、新たな視点で経済・社会を見つめ直すビジネス動画メディア「ReHacQ」!今回はYouTuberのスーツさんにお越しいただき、生配信でじっくりお話を聞きたいと思います。出演者:スーツ(交通・旅系 YouTuber) 高橋弘樹●ReHacQアプリ 登録お願いします!<無料会員登録...
https://www.youtube.com/live/C4Mo2hRnUac?si=UR1dNIKPBB5BUMZH実存主義とは?
実存主義は、人間が抱える自由、孤独、そして意味の欠如に焦点を当てた哲学的な立場です。
その核心には、人間は他者や社会に定められた枠組みを超えて、自らの自由な意思で生きるべきだという思想があります。
サルトルやカミュ、ドストエフスキーといった哲学者たちは、実存主義を通して、人間が持つ自由の重さ、責任、苦悩を鋭く問い直しました。
これらの思想は、現代社会における自己の意味を問う重要な手がかりを与えています。
1. 実存主義の歴史的背景と発展
実存主義は、19世紀のドストエフスキーから始まり、20世紀にサルトルとカミュによってさらに発展しました。これらの思想家たちは、人間が自由に選択を行い、責任を負う存在であることを強調しました。
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ドストエフスキーは、ロシア文学の中で、人間の内面的な葛藤や信仰の危機を描くことで、実存主義的な要素を先取りしました。特に『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』などで、人間の自由意志とその選択の責任について深く掘り下げました。
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サルトルは「存在は本質に先立つ」という名言で知られ、人間はまず存在し、後から自己を定義するという考え方を強調しました。サルトルにとって、人間は自由であるがゆえに、常に選択を迫られ、その選択に責任を持たなければならないとされます。自由の重さが、人間の苦悩を生み出すのです。
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カミュは、特に 「不条理」 という概念に注目し、世界が意味を持たないことを受け入れることこそが生きる力を得る鍵だと説きました。彼は『異邦人』や『シジフォスの神話』などで、人生の不条理を受け入れ、それでも生き続ける姿勢を描きました。
シジフォスの神話(アルベール・カミュ)
「シジフォスの神話」は非常に象徴的で、哲学的なテーマを多く含んでいます。
シジフォスは、古代ギリシャ神話に登場する人物で、ゼウスによって「永遠に岩を山頂に押し上げる」という罰を与えられます。しかし、岩はいつも山頂に到達する直前に転がり落ちてしまい、シジフォスはそれを繰り返すという絶望的な状況に陥ります。
この神話は「無意味な努力」や「人生の無駄」を象徴していますが、同時にアルベール・カミュの『シジフォスの神話』というエッセイで述べられているように、人間の生きる意味を考えるうえでの重要な示唆を与えています。
カミュは、この神話を通して「絶望的な状況の中で、人は自らの運命に立ち向かう勇気を持つことができる」という視点を提示し、シジフォスが岩を押し上げる行為に自らの自由と意味を見いだす可能性を描きました。
The Myth of Sisyphus - Wikipedia
The Myth of Sisyphus (French: Le mythe de Sisyphe) is a 1942 philosophical work by Albert Camus. Influenced by philosophers such as Søren Kierkegaard, Arthur Schopenhauer, and Friedrich Nietzsche, Camus introduces his philosophy of the absurd.
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Myth_of_Sisyphus2. 自由と責任:実存主義の核心
実存主義が問うのは、自由の重さです。
自由は時に苦悩や不安をもたらします。
なぜなら、自由には選択の責任が伴うからです。
たとえば、サルトルは「他人の目」を非常に重要視しました。
彼の言う「地獄は他人のことだ」とは、他人があなたをどう見ているか、どう評価するかに過度に意識が支配されることが、自己を束縛する原因だという意味です。このように、実存主義は他人や社会の枠に縛られない自由で責任ある生き方を追求します。
3. 実存主義とスーツさんの思想
スーツさんの思想に共感する部分が、まさに実存主義の影響を受けていると感じます。
彼が示すように、社会の枠組みや他人の期待に囚われて行動することは、自己を失い、心の苦しみを招くことになります。
スーツさんが 「旅行動画を作り続けた結果、嘘をつくことに罪悪感を抱いた」と語る ことは、まさにサルトルの 自由と責任の関係 を体験している証拠です。
彼は 自由に自分の道を選びながらも、その選択が他者にどう影響するかを考え、悩む ことになります。
この苦悩こそが、実存主義の核心に触れる瞬間です。
4. 人間の自由と苦悩:生きる意味を問う
実存主義者たちは、自由を持つことがいかに苦しいかを強調しました。
しかし、その苦しみこそが 「生きる意味」を見出すための試練 だと考えます。
人間は、世界に意味がないことを理解し、それを受け入れたうえで、自分自身で意味を作り出さなければならない という使命を負っています。
スーツさんが自分の道を歩むためにどれだけ苦しんでも、それが彼の「意味」を作り出す過程 であり、最終的にはその苦しみから得た理解こそが、彼の生きる力となるのだと思います。
実存主義的な結論:自分の選択に責任を持ち、意味を作り出すこと
実存主義は人間が自由であること、そしてその自由がもたらす責任を問いかけます。
自由な選択を持っているからこそ、その選択に伴う苦しみや不安に立ち向かうことが生きる力になるという実存主義の視点を持つことで、私たちは「生きる意味」を自分の手で作り出すことができるのです。
スーツさんが感じている苦しみや自己矛盾も、実存主義の思想に従うならば、最終的には自己を深く理解し、自分の生き方に自信を持つための過程として捉えられるでしょう。
あとがき
深夜寝る前に雑にまとめたので、翌日消すかもしれません。
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